沖田総司×想い人
「私の後を追うことは、決して許しませんよ」
真面目な顔であなたが放った一言は、今も私の頭の中に、こびりついている。
死の床についたあなたは、毎日私に言った。
あなたは、生きろ、と。
どうして、そんな残酷なことを言うのか。
どうして、私をひとりにするのか。
私はその要求には、絶対に首を縦にふらなかった。
「・・・近・・・ど・・・先せ・・・、ひじか・・・さ・・・」
これが、あなたの最期の言葉になった。
図々しいかもしれないけど。
もし、あそこで、私の名を呼ばれていたら。
私は確実に、あなたを追っていた。
「・・・ずるい人」
人の気も知らないで。
ふわり、と風が私の涙をさらっていく。
やっぱり、あなたには、一生適いそうにない、と私は涙を拭った。
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる想いを
(こんなにも想っている、と伝えることはできないから。
あなたはきっとご存知ないのでしょうね。
あの伊吹山のさしも草のように、燃えるような私の想いを。)
今はただ、あなたに会って
恨み言のひとつでも、言ってやりたい
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「私の後を追うことは、決して許しませんよ」
真面目な顔であなたが放った一言は、今も私の頭の中に、こびりついている。
死の床についたあなたは、毎日私に言った。
あなたは、生きろ、と。
どうして、そんな残酷なことを言うのか。
どうして、私をひとりにするのか。
私はその要求には、絶対に首を縦にふらなかった。
「・・・近・・・ど・・・先せ・・・、ひじか・・・さ・・・」
これが、あなたの最期の言葉になった。
図々しいかもしれないけど。
もし、あそこで、私の名を呼ばれていたら。
私は確実に、あなたを追っていた。
「・・・ずるい人」
人の気も知らないで。
ふわり、と風が私の涙をさらっていく。
やっぱり、あなたには、一生適いそうにない、と私は涙を拭った。
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる想いを
(こんなにも想っている、と伝えることはできないから。
あなたはきっとご存知ないのでしょうね。
あの伊吹山のさしも草のように、燃えるような私の想いを。)
今はただ、あなたに会って
恨み言のひとつでも、言ってやりたい
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